matomoとは？

matomo(Piwik)とはwebアナライザーでホームページの解析します。
どれだけホームページにアクセスがあったのか？見られているページを解析することができる無料のソフトです。

Google Analyticsで良いのでは？

GA4を使いこなすことができ、UIも分かりやすく感じるのであればこのmatomoは不要かと思います。 デモサイトでUIの確認ができます。

matomoを使う理由

matomoの特徴として次のようになっています。

• UIが分かりやすい
• 高速で動いてくれる
• 無料で利用できる
• ヒートマップ機能がある(有料)
• キーワード検索の取得ができる。(有料) 　

matomoの弱点として、ヒートマップ、キーワード検索(どのキーワード検索から来たのか)を確認する為にお金が発生します。結構高額のため、個人での使用ではオススメできません。
色々な解析ツールを使ってみましたが、matomoが一番使いやすいと感じました。
一日のアクセス数、表示されたページを一目で確認が取れます。また、日付で比較も可能になっているので、どれだけ増えたかが明確に分かります。

動作環境

• xserver
• matomo 4.12.2

matomoを使用する為に

レンタルウェブサーバーは基本的にmysql、phpが使えるようになっており、バージョン古いことはないので、どのレンタルサーバーでもインストールができるはずです。プランによっては制限が発生する場合はあります。その点だけご注意ください。
xserverの他にlolipopでも同様にインストールが可能ですが、格安のライトプランだとデータベースを1つしか作成できないため、wordpressを使用していれば使いえません。スタンダード以上のプランが必要になります。

matomoをインストールする

matomoをインストールするためには

1. 1.サブドメインの作成。
2. 2.SSLの設定
3. 3.データベースの設定
4. 4.phpの設定変更
5. 5.matomoファイルの転送
   以上の手順が必要になります。

注意するべきところは反映中、処理中の時は何も触らないようにしましょう。設定が正常に反映されない場合があります。

データベースのID,PW、データベース名を控えておきましょう。
1-4までxserverとlolipop別で解説します。手順5は共通設定になります。

xserverの場合

1.サブドメインの作成

サブドメインを作成します。
ここではmatomoにしています。

1. 1.サブドメイン設定
   
2. 2.サブドメインを作るドメインを選択します。
3. 3.サブドメイン名を入れます。

SSLの設定

Xserverではサブドメイン作成時に「無料独自SSLを利用する」にチェックが入っていればSSL設定が自動でされるため、操作が不要です。

2.データベースの作成

xserverはmariadbが使用可能です。

1. 1.MySQLデータベースを作成します。

2. 2.mysqlのユーザーを登録します ユーザー名パスワードは控えておいてください。

3. 3.作成したMySQLデータベースにユーザーを追加する。 以下のように追加されていたらOKです。

3.PHPの設定

php.iniの修正

phpの修正はメモリーを512Mに変更します

ここまででxserverの管理画面を利用した設定方法です。
次のステップは共通設定にで解説しています。目次から確認してください。

lolipopの場合

サブドメインの作成

matomoというサブドメインを作成します。
サブドメイン作成と、SSL設定は時間が多少かかります。

SSLの設定

作成したサブドメインにSSL設定を行います。

phpの設定変更

php.iniを直接変更する必要がありますが変更しなくても128Mの状態でも動くのでphp設定は飛ばします。

データベースの作成

matomo用のデータベースを作成します。ユーザー名をmatomouserにしました。任意で書き換えてください。

作成できたら〇〇〇〇ユーザー名という名でデータベースが追加されます。

共通設定

xserverとlolipopでサブドメイン、SSL設定、PHPの設定変更、データベース作成まで作業しました。 ここからはmatomoをダウンロード、アップロードし、データベースの紐づけの作業があります。

matomoのインストール

matomoをダウンロードし、初期設定を行います。ftpでファイルの転送を行います。転送先はサブドメイン作成時に設定したフォルダーを指定します。

matomoのダウンロード

1. 1.公式でダウンロードを開始し、zipファイルになっているため解凍します。

2. 2.ファイルのすべてをftpで転送します。ftpソフトはfilezillaを使用しています。

※html.indexファイルが存在する場合削除してください。

matomoの設定

matomoの設定

指定のドメインにアクセスするとmatomoの画面が表示されます。 こんな感じのページです。ごめんなさい。モザイクかけています。

1. 1.データベース設定 xserver または loliopopの場合

1. 2.スーパーユーザーの登録
   matomoの全てを操作、変更できるユーザーを登録します。

2. 3.登録するウェブサイトと入力します。

3. 4.トラッキングコードが表示されるためこれをウェブサイトに記入してください。
   wordpressを利用している場合はプラグインを導入してください。

トラッキングコードを入力すればmatomo導入終了です。

まとめ

無料利用の場合はGA4の方が機能的に優れていると思う。しかし、GA4は正直分かりにくいのでmatomoを使っています。 matomoのメリットとしては同サーバー内で利用できるため高速です。 複数のウェブページを所持、大規模なウェブページだった場合は、ヒートマップ、検索キーワード取得のプラグインもあるので「有料」GA4よりmatomoを利用した方がいいと思います。
GA4,matomoの機能としての差はほとんど無いと感じます。 公式がGoogleAnalyticsからMatomoに移行する7つの理由という記事を出しているので少しでも興味があれば読んでみてください。