Google Cloud Platform(GCP)のGoogle Translation APIとDeepL APIの2種類の翻訳APIで文字を翻訳する方法について解説します。各APIの特徴と使い方の違いを詳しく紹介します。
GCPとDeepLのAPIを使って文字を翻訳してみました。両方ともJSON構文が似ているため、併用することも比較的簡単でした。 どっちを使えばいいのか どちらでも良いが、GCPに慣れていないのであれば、DeepL APIを使った方が手軽に設定ができるのでDeepL APIの方が良いかも。
GoogleとDeepLのAPIを使い、curlコマンドで文字の翻訳を行います。
どちらも翻訳機能を提供していますが、主な違いは使いやすさと対応言語の多さです。
APIを使う上でIPの制限、iOSやAndroidのみ、特定のドメインのみ使用できるように制限をかけることができます。これにより、比較的安全に翻訳サービスを利用できます。APIキー、OAuthクライアント、サービスアカウントでの認証設定など、設定できる項目が多く自由度が高い反面、設定項目が多いため初めて使う際に戸惑うことがあります。Google Translation APIは従量課金制のため、上限を指定することができません(アラート設定で対応可能です)。
有料と無料のAPIがあり、それぞれ異なるアクセスポイント(URL)があります。無料プランの場合、使用料を気にすることなく利用できます。有料プランは従量課金制ですが、上限を指定できます。設定が簡単で、手軽に利用できる点が魅力です。
DeepL APIを使う前に、DeepLには以下の3つのサービスがあります。それぞれに異なるプランが用意されています。
APIを使いたいので、DeepL APIで詳細をご確認ください。
https://www.deepl.com/ja/pro/change-plan#bundle
それぞれ別の用途、金額なので間違えないように注意してください。
今回はDeepL APIを使います。
curlコマンドでテストを行います。 コマンドのサンプルは公式サイトにあります。
無料プラン有料プランでURLが異なります。
curl -X POST 'https://api-free.deepl.com/v2/translate' \
--header 'Authorization: DeepL-Auth-Key 4840202040404040:fx' \
--header 'Content-Type: application/json' \
--data '{
"text": [
"Hello, world!"
],
"target_lang": "JA"
}'
{"translations":[{"detected_source_language":"EN","text":"こんにちは、世界よ!"}]}
対応している言語はここから確認ができます。
Google Translation APIを利用して文字を翻訳します。まず、プロジェクトの作成と課金の有効化が必要です。ここが分かりやすく解説しています。
ここから検索します。
※画像では「管理」となっていますが初めての方は「有効にする」となっています。
作成したAPIキーの設定を変更します。 必要に応じてip address等制限をかけてください。
curlコマンドで実行してみます。
curl -X POST \
"https://translation.googleapis.com/language/translate/v2?key=AIzaYdCK5QR5fffffffIA1f-zXolEjhNETSO" \
-H "Content-Type: application/json; charset=utf-8" \
-d '{
"q": "Hello, world!",
"target": "ja",
"source": "en"
}'
{
"data": {
"translations": [
{
"translatedText": "こんにちは世界!"
}
]
}
}
googleの公式ドキュメントです。
GCPのGoogle Translation APIとDeepL APIを使って翻訳を行いましたが、どちらも特に問題なく利用できました。無料プランで十分な機能を提供しており、セキュリティに配慮する場合は有料プランを検討すると良いでしょう。翻訳速度に関しては、GCPの方が少し速いと感じました。 また、AIを使った翻訳サービスとしてfugumtも試してみましたが、こちらも使いやすかったです。
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