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DeepL APIとGoogle Translation API設定方法と検証

GCPとDeepL APIを利用した文字翻訳の手順と、Google Translation APIとの比較方法を詳しく解説

Google Cloud Platform(GCP)のGoogle Translation APIとDeepL APIの2種類の翻訳APIで文字を翻訳する方法について解説します。各APIの特徴と使い方の違いを詳しく紹介します。


目次

  • GoogleとDeepLの翻訳API
  • 目標
  • GoogleとDeepLの違い
  • Googleの場合
  • DeepLの場合
  • DeepL apiを使う
  • 登録をする
  • テストする
  • Google Translation APIを有効化する方法
  • Google Translation APIを有効化する。
  • テストしてみる
  • ドキュメント
  • まとめ

GoogleとDeepLの翻訳API

GCPとDeepLのAPIを使って文字を翻訳してみました。両方ともJSON構文が似ているため、併用することも比較的簡単でした。 どっちを使えばいいのか どちらでも良いが、GCPに慣れていないのであれば、DeepL APIを使った方が手軽に設定ができるのでDeepL APIの方が良いかも。

目標

GoogleとDeepLのAPIを使い、curlコマンドで文字の翻訳を行います。

GoogleとDeepLの違い

どちらも翻訳機能を提供していますが、主な違いは使いやすさと対応言語の多さです。

Googleの場合

APIを使う上でIPの制限、iOSやAndroidのみ、特定のドメインのみ使用できるように制限をかけることができます。これにより、比較的安全に翻訳サービスを利用できます。APIキー、OAuthクライアント、サービスアカウントでの認証設定など、設定できる項目が多く自由度が高い反面、設定項目が多いため初めて使う際に戸惑うことがあります。Google Translation APIは従量課金制のため、上限を指定することができません(アラート設定で対応可能です)。

DeepLの場合

有料と無料のAPIがあり、それぞれ異なるアクセスポイント(URL)があります。無料プランの場合、使用料を気にすることなく利用できます。有料プランは従量課金制ですが、上限を指定できます。設定が簡単で、手軽に利用できる点が魅力です。

DeepL apiを使う

DeepL APIを使う前に、DeepLには以下の3つのサービスがあります。それぞれに異なるプランが用意されています。
APIを使いたいので、DeepL APIで詳細をご確認ください。 https://www.deepl.com/ja/pro/change-plan#bundle

  • DeepL翻訳
  • DeepL翻訳+DeepL Write
  • DeepL API
gcp-deepl-translation-api-dl-plan

それぞれ別の用途、金額なので間違えないように注意してください。
今回はDeepL APIを使います。

登録をする

  1. 1.deeplページでアカウント登録を行います。
gcp-deepl-translation-api-dl-regedit
  1. 2.アカウントページから新しいAPIキーを作成します。
gcp-deepl-translation-api-dl-create-key gcp-deepl-translation-api-dl-generated-key

テストする

curlコマンドでテストを行います。 コマンドのサンプルは公式サイトにあります。

注意

無料プラン有料プランでURLが異なります。

gcp-deepl-translation-api-dl-diffelent
無料の場合
curl -X POST 'https://api-free.deepl.com/v2/translate' \
--header 'Authorization: DeepL-Auth-Key 4840202040404040:fx' \
--header 'Content-Type: application/json' \
--data '{
  "text": [
    "Hello, world!"
  ],
  "target_lang": "JA"
}'
リスポンス
{"translations":[{"detected_source_language":"EN","text":"こんにちは、世界よ!"}]}

対応している言語はここから確認ができます。

Google Translation APIを有効化する方法

Google Translation APIを利用して文字を翻訳します。まず、プロジェクトの作成と課金の有効化が必要です。ここが分かりやすく解説しています。

Google Translation APIを有効化する。

  1. 1.Google Cloud ConsoleでGoogle Translation APIを検索し

ここから検索します。

gcp-deepl-translation-api-search-gcp-api gcp-deepl-translation-api-fined-gcp-api
  1. 2.APIを有効化します。

※画像では「管理」となっていますが初めての方は「有効にする」となっています。

gcp-deepl-translation-api-gcp-api-enable
  1. 3.apiのキーを作成します。
gcp-deepl-translation-api-gcp-api-create-key
gcp-deepl-translation-api-gcp-keygenerate gcp-deepl-translation-api-gcp-keygenerate2
  1. 4.キーの修正

作成したAPIキーの設定を変更します。 必要に応じてip address等制限をかけてください。

gcp-deepl-translation-api-gcp-keyg-edit gcp-deepl-translation-api-gcp-keyg-edit2

テストしてみる

curlコマンドで実行してみます。

curlcmd
curl -X POST \
  "https://translation.googleapis.com/language/translate/v2?key=AIzaYdCK5QR5fffffffIA1f-zXolEjhNETSO" \
  -H "Content-Type: application/json; charset=utf-8" \
  -d '{
        "q": "Hello, world!",
        "target": "ja",
        "source": "en"
      }'
レスポンス
{
  "data": {
    "translations": [
      {
        "translatedText": "こんにちは世界!"
      }
    ]
  }
}

ドキュメント

googleの公式ドキュメントです。

まとめ

GCPのGoogle Translation APIとDeepL APIを使って翻訳を行いましたが、どちらも特に問題なく利用できました。無料プランで十分な機能を提供しており、セキュリティに配慮する場合は有料プランを検討すると良いでしょう。翻訳速度に関しては、GCPの方が少し速いと感じました。 また、AIを使った翻訳サービスとしてfugumtも試してみましたが、こちらも使いやすかったです。

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