仮想環境を構築できるminicondaを使用し、pythonバージョンを切り替えながらstable diffusion等が使える環境を整える。
minicondaとは仮想環境を作成することができるものです。minicondaはAnacondaの仮想環境を作成する機能のみを提供する軽量なツールです。データサイエンス、機械学習などのパッケージを含まないツールです。
分析等をしないpythonが使える環境だけが欲しい場合はminicondaを使う方が便利です。
pythonが使えればminicondaが無くてもいいのでは?と思うかもしれませんが、pythonのバージョンが、古かったり、新しかったりするとソフトによって、使用することが出来ないことが頻繫に発生します。そのため、ソフト毎にpythonのバージョンを切り替えることができるminicondaを使うことで、pythonのバージョンの違いによって生じるエラーを解決することができます。
特に変更することなく、Nextで大丈夫です。
ウィンドウズキーを押し、検索欄でanacondaと入力すると「Anaconda Prompt (Miniconda3)」がありますので、クリックして起動します。
mincondaが起動出来たので、環境を整えます。
ここではpython3.10バージョンが使える環境をwhisperという名前で登録します。
conda create -n whisper python=3.10
whisperとしていますが、分かり易ければなんでも大丈夫です
最後に環境を作りますか?と質問されるので、yとEnterを押し環境を作成します。
正常に作られているか、どんな名前で登録されているかを確認するために次のコマンドを入力します。
conda info -e
最後に、whisperという環境に切り替えるコマンドを入力します。
conda activate whisper
左がwhisperとなっていたら、正常に切り替わっています。
よく使うコマンド
conda create -n なまえ python=バージョン
conda info -e
conda activate なまえ
conda remove -n なまえ --all
pytourchでopensslが無いと怒られるminicondaではなくanacondaを使った場合。
openssl appears to be unavailable on this machine openssl is required to downlaod and install packages
condaのopensslをインストールするではなく condaをアップグレードする訳でもなく ファイルをコピーするだけ...
conda update --all
windowsのみ起きる現象らしい。DLLsに2つコピー。mklinkでも可
mklink "C:\ProgramData\Anaconda3\DLLs\libcrypto-1_1-x64.dll" "C:\ProgramData\Anaconda3\Library\bin\libcrypto-1_1-x64.dll"
mklink "C:\ProgramData\Anaconda3\DLLs\libssl-1_1-x64.dll" "C:\ProgramData\Anaconda3\Library\bin\libssl-1_1-x64.dll"
minicondaを使用することで、色んなバージョンのpythonを一台PCで起動することができます。pythonは本当にバージョンによって動かないので仮想環境が必要になります。 minicondaは高機能ではなく単純に環境を用意するだけなので、AI関係を使う時はおすすめです。
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