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Blender ウェイトペイントの攻略

Blender ウェイトペイントについて、また塗り方についてのテクニックの紹介

blenderでウェイトペイントをする時、左右対称、髪の毛の塗り方、グラデーション、数値で指定、塗りつぶし、マスクなど。


目次

  • MESHにウェイトを追加する。
  • Automatic Weights
  • ウェイトペイント操作
  • モード一覧
  • ボーンとメッシュを選んでウェイトペイントモード
  • 通常
  • マスクモード
  • ポーズモード
  • ウェイトを塗る方法
  • グラデーション塗り
  • マスク
  • マスクの範囲
  • より柔軟に
  • ペイントオプションについて
  • ブラシのオプション
  • 左右のペイント設定
  • シンメトリー
  • ミラー
  • auto Normalize
  • 塗りのテクニック
  • 頂点数を1にする
  • 塗りつぶす
  • clean
  • 合計を制限
  • 髪の毛のグラデーション塗り
  • 転写
  • LR,左右にコピー
  • LからRにコピーしてみる
  • まとめ

MESHにウェイトを追加する。

Automatic Weights

自動でウェイトをペイントをしてくれます。
完璧ではないのですが、ウェイトを自動で塗ってくれます。

メッシュとボーンを選んで「control + p」でAutomatic Weightsをクリック。

オブジェクトを選択する順番が重要です。

メッシュを選択して最後にボーンをクリックボーンがオレンジ色になっていればOK

blender-weight-auto blender-weight-bone

Automatic Weightsを選ぶとこのようにウェイトを塗ってくれるので、ボーンを動かすとメッシュも動いてくれます。

blender-weight-auto-movetest blender-weight-bone-painted

ウェイトペイント操作

ウェイトペイントはボーンも含めて選択すると違う挙動をしたり、頂点mask機能が有効になったり、複雑になります。
一覧でまとめましたのでご参考ください。

モード一覧

ボーンとメッシュを選んでウェイトペイントモード

ウェイトペイント時、動作の確認や、ボーンの選択ができます。

blender-weight-mesh-and-bone

通常

ウェイトペイントはできますが...このウェイトペイントモード時に他の作業ができない。

blender-weight-defualt-paint

マスクモード

頂点マスクと、フェイスマスクでウェイトを塗るとき塗りたい部分を制限することができます。

blender-weight-mask-face blender-weight-mask-vertex

ポーズモード

メッシュとボーンの選択の順番が異なるときポーズモードになる。 blender-weight-posemode

ウェイトを塗る方法

効率良く塗る方法として、グラデーションで塗る。シンメトリーで塗る方法があります。

グラデーション塗り

グラデーション塗りには

通常のグラデーション

blender-weight-gradation

ポイントグラデーション

blender-weight-point-gradation.webp

マスク

ウェイトペイントで塗りたくない部分はマスク機能を使用すれば実現できます。
頂点と面の2種類あるが面の方が見やすいので主に面でマスクをする方が良いかも。

マスクの範囲

マスクの範囲を変更するには左上のselectを選ぶことでマスクの範囲を変更できます。
ショートカットも画像にある通りで基本的にショートカットを使用する事が多い。

非表示でも良いのでは?

頂点を非表示にしてもグラデーション塗りの場合は塗られます。

blender-weight-mask-modeselect

追加で1頂点、1面だけを追加する場合は「Ctrl」、「Shift」を押しながらクリックすると選択できる。

blender-weight-mask-extend

より柔軟に

マスクモード時ループ選択ができないため複雑なモデルの場合マスク選択が難しい。
その場合は通常の編集モードで頂点を選ぶ方が良かったりする。

blender-weight-normalselect

グループ選択

頂点マスクモード時は右のグループからマスク範囲を操作することができます。

blender-weight-maskfromgroups

ペイントオプションについて

ウェイトペイントで塗るオプションは右のtoolにあります。
このタブで左右対称、Auto Nomalize、ブラシの減算、乗算、ミックスモード設定を設定できます。
左右対称とミラーの設定を間違えてしまうので注意です。

blender-weight-paint-tool

表示されない場合

「N」キーでタブが表示されます。

ブラシのオプション

ペイントのブレンドオプションは私の場合mixまたは、addしか使用しない。ウェイトを0に近づけたい場合は ウェイトを0にし、強さを0.06ぐらいにして、ペイントをします。

blender-weight-decrease-weight

左右のペイント設定

左右を同じように塗りたい、L,Rでそれぞれ塗りたい場合はシンメトリー塗と、ミラー塗があります。
チェックボタン一つでモードが変わります。

  • 左右対称で塗りたい場合はシンメトリー。
  • LRで塗りたい場合はミラー。

シンメトリー

左右を同じウェイトで塗ります。(左右対称)
MirrorのXだけを有効化

blender-weight-x-symmetry

ミラー

左右のL,Rで同じように塗りたい場合
Mirror Vertexを有効化

blender-weight-x-mirror

auto Normalize

ブラシでウェイトペイントをしていると、その頂点のウェイト数値の合計を1にする機能です。
この機能を有効化にしている人は結構いますが、私個人の的には特定の状況でしか有効化にしません。 頂点の合計値を1にする機能は「nomalize all」というものがあるので無くてもそこまで困らない。
逆にこれを有効化していると、ウェイトペイント0.2とか小さい値で塗りたいのに、自動的に1になってしまうケースもあり、ウェイトが真っ赤な状態から小さくならない「減算できない」時もある。

自動で1を維持する。

ウェイトの合計を1にするため、グループが1つしかない場合1を維持しようとするので減算が出来なくなる。

塗りのテクニック

ウェイトペイントはブラシで塗る機能だけがウェイトペイントではない、数値を直接入力したり、auto nomalizeで自動的合計値を1にしたり、不要なウェイト数値を削除したりウェイトを左右にコピーすることも可能である。左右ミラーの塗り方、塗りつぶしの方法、ローポリからの転写等、きれいな塗り方について塗る部分を紹介しながら塗って行きます。

頂点数を1にする

Nomalize Allというのがここにあるので実行するとウェイトの合計を1することができる。

blender-weight-nomalize-all blender-weight-nomalize-all

塗りつぶす

指定のウェイト値で塗りつぶす方法はブラシの設定を変える方法もあるが頂点グループの画面で操作すればすぐに塗りつぶすことができる。

blender-weight-fill

塗りつぶしの数値も変更ができる。

blender-weight-fill-value

マスクモード時に

「Shif+K」 で塗りつぶしできる。

blender-weight-fill-k-b blender-weight-fill-k-f

clean

数値を選択して、それ以下の場合はウェイトを削除します。

blender-weight-cleanfunction
blender-weight-clean-b blender-weight-clean-f

合計を制限

Unityは頂点のボーン数が最大4となっており、5目以降は無視されるので、ボーンウェイト制限をすることができます。

blender-weight-bone-limit-options
blender-weight-bone-limit-b blender-weight-bone-limit-f

髪の毛のグラデーション塗り

マスク機能とグラデーション、auto nomalizeを使って簡単に塗ることができる。

mask-autonomalize-gradation

転写

ローポリからウェイト情報を転写する。体から服にウェイトを転写することで時短で奇麗なウェイトペイントをすることができます。ウェイト転写は2パターンありますが、私が主に使っているのがモディファイアを使ったウェイト転写を紹介します。

blender-weight-transfertool blender-weight-transfer-modifier
  1. 1.ローポリのウェイトありのメッシュを準備します。
blender-weight-transfer-lowskirt
  1. 2.位置調整をしてハイポリと重なるように位置を調整します。
blender-weight-transfer-skirt-fit
  1. 3.ハイポリのメッシュにデータートランスファーモディファイアを追加しsourceにローポリのオブジェクトを指定します。
blender-weight-transfer-skirt-add-modifier
  1. 4.頂点グループ、ウェイト転写の設定します。

マッピング

マッピングを最近接面の補間にしてください。

blender-weight-transfer-setting
  1. 5.頂点グループ名をコピーします。

generateボタンを押すと頂点グループ名がコピーされます。

blender-weight-transfer-skirt-generate-vertexgroups
  1. 6.モディファイアを適用する。
blender-weight-transfer-skirt-apply
  1. 7.アーマチュアモディファイアを追加してobjectにローポリと同じアーマチュアを指定します。
blender-weight-transfer-skirt-append-armature

完成

調整なしでここまできれいに動きます。 blender-weight-transfer-skirt-comp

LR,左右にコピー

左はペイント大丈夫なのに、右が塗れてなかった時にlをrにコピーする方法です。この方法はまず、メッシュが左右対称である必要があります。
ズレている場合は正常に左右にコピーができません。対象にスナップ機能で修正してください、mirrorについてはこちら

LからRにコピーしてみる

lowarm.lからlowarm.rを作成します。

blender-weight-transfer-mirror
  1. 1.まずは、不要なグループを削除します。
blender-weight-transfer-mirror-remove-groups1 blender-weight-transfer-mirror-remove-groups2
  1. 2.コピー元の頂点グループを複製します。
blender-weight-transfer-mirror-dupllicate
  1. 3.グループ名をリネームします。

lからrにしました。

blender-weight-transfer-mirror-rename
  1. 4.weights->mirrorを選択しミラーをします。
blender-weight-transfer-mirror-comp

まとめ

ミラー塗りと、転写、左右コピー、グラデーション、マスクはよく使う。

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