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Blenderでミラーを直す方法|ミラーモディファイアと対称操作ガイド

Blenderのミラーモディファイアの使用方法と、その他のミラー操作を詳しく解説。短時間で3Dモデルを左右対称に仕上げるための必須テクニック。

短時間で3Dモデルを作成するために、Blenderのミラーモディファイアは必須ツールです。ぜひ使い方を覚えましょう。ミラーモディファイアを使わなくても、Blenderには左右対称操作ができる機能があります。


目次

  • ミラーモディファイアとは?
  • モディファイアを追加してみる
  • よくある失敗
  • 1.原点を直す
  • 原点をワールドの中心に持ってくる方法
  • それでも直らない場合
  • Automirror
  • シンメトリー操作
  • ミラーを直す
  • ズレているのか確認する
  • 半分削除
  • 対称化
  • 対称にスナップ
  • X-1の対称化方法
  • まとめ

ミラーモディファイアとは?

ミラーモディファイアは、左右対称(シンメトリー)にしてくれるモディファイアです。モデリングする際には、ほとんど必ずと言っていいほど使用します。

モディファイアを追加してみる

右の画面からミラーのモディファイアを追加できます。 Mirror_Modifier

球体をミラーを追加->編集モード->頂点全てを移動させてみました。

First_Mirror_F First_Mirror_T

画像のようにミラーモディファイアは原点を中心として、シンメトリーにしてくれます。 そのため、原点がずれていたり、回転が入っていたりすると、思い通りのミラーになりません。

よくある失敗

maru marufalse
kao kaofalse

モディファイアは基本的にオブジェクトの原点(オレンジ色の点)を中心に適用されます。そのため、原点が左右の中心にない場合、ミラーが意図したものと違う結果になります。解決方法は2つあります。

  • 原点を中心に持ってくる
  • ミラーの中心を指定する

ここでは、1の方法を解説します。

1.原点を直す

原点をワールドの中心に持ってくる方法

原点を中心に持ってくる持ってくる方法をです。 流れとしては

  1. 1.3dカーソルをワールドの中心に移動させる
  2. 2.原点を3dカーソルに移動させる position
  3. 3.カーソルをワールドの中心に「Shif+S」
  4. 4.オブジェクト->原点を設定->原点を3Dカーソルへ移動

これでミラーが正しく動作するはずです。

それでも直らない場合

モディファイアの順番が悪さしているかもしれません。 ミラーのモディファイアをを一番上にしてみましょう

Mirror_Oder_F Mirror_Oder_T

回転してしまっている?

それでもなぜか左右のズレが生じる場合、オブジェクトが回転しているか、スケールが問題かもしれません。(スケールはほとんど関係ないはずですが)
「N」キーで回転情報を「0」にスケールを1に設定してみましょう。 Transform_Rotate Transform_Check 状況によっては適用させる方がいいかも? Acsept_Transform

Automirror

ミラーモディファイアを自動的に適用するAutomirrorアドオンも便利です。 このプラグインは既存で入っているため、有効にするだけで利用できます。 プラグイン有効方法 このプラグイン名は「Auto Mirror」です。

automirror

X,Y,Zどれかを選択してAutomirrorボタンを押すとミラーができます。とても簡単便利です。 私はこれの存在を知らずに個人用に作ってしまいまして...この苦労は何だったのか。

シンメトリー操作

シンメトリーでの操作ができます。
これは編集モード時に使用できます。また、前提条件として、頂点が左右対称でなければ反応しません。

symmetry

ミラーを直す

なんか左右対称になってない、微妙にズレている際の直し方です。

ズレているのか確認する

左右対称になっているかを確認します。 確認方法は左右どちらか半分を選択し、シンメトリー操作を有効の状態で動かしてみてください。 左右対称だった場合は両方が同じ動きをしますが、ズレている頂点の場合は動きがありません。

blender-mirror-mirror-wrong

このように追従していない頂点がシンメトリーになっていないところです。

半分削除

すごく単純な直し方は半分削除してミラーモディファイアを適用する方法です。
UV等、ウェイト、シェイプキー等まだ設定していない時はこの方法を使います。 blender-mirror-delete-half

blender-mirror-fix-mirror1

対称化

他の方法には、対称化という機能があります。この機能は、位置情報だけでなく、頂点の情報もシンメトリーにするため、UVもコピーされます。
対称化の機能は選択している頂点のみ影響するので、一部の頂点を選択し、対称化すれば画像のように一部がシンメトリーになります。完全に左右対称にするのであれば頂点を全て選択する必要があります。

blender-mirror-symmetrize-tool

uvマップ等も影響

UVマップ、ウェイトにも影響があるので注意ください。

一部対称化した場合

sbase sc

オプション

対称化ボタンをクリックした後に左下にオプションが表示されるので右から左にコピーするのであれば「+x to -x」で対称化することができます。

blender-mirror-symmetry-option

対称にスナップ

この機能左右対称のモデリングをしている際はかなり重要です。  対称にスナップは頂点の位置のみを動かすので、微妙にズレているときに重宝します。
どのような場面で使用するかと言うと左右対称でモデリングしていたのに...UV開いたのに...シェイプキー入れたのに...
なんか少しずれている完全に対称化じゃないなぁ。半分削除したくないし微妙にズレていている時に使います。 使い方はシンメトリーにしたい左右の頂点を選択して対称にスナップボタンを押します。その後左右どちらに合わせるか選択[-x ot x]して左下の画面でしきい値、係数を調整します。

blender-mirror-snap-to-symmetry

X-1の対称化方法

頂点を複製して、「s」,「-」,「1」で対称化されたメッシュを作成できます。 duplicate_mirror_X 一点注意してほしいことが、面の向きまで反転してしまいます。
編集モードで「Shif」+「N」で表面を表示させてください。 face_reversed

まとめ

ミラーは必ず使うので覚えておこう。多用しよう。 問題があれば疑うのは原点、そして回転、スケール、モディファイアの順番さえ確認すればたぶん大丈夫になるはず。
ズレている場合は対象にスナップで修正

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